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kukkanen’s diary

障害年金で暮らす片づけられない女の日記

「ブログにおける引用タグ」と「あらすじで水増しが許される感想文」教育

はてなブログ
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アメブロには引用機能がない

アメブロの記事を編集する画面の上部には、文字を太字にする[B]ボタンや[リンク]ボタンなどがありますが、引用機能がありません。

したがって、引用する文章をblockquoteタグで囲う必要があります。

f:id:kukkanen:20150403132457j:plain

自分でblockquoteタグを入力した部分は、使用中のデザインにもよりますが、こんなふうにインデント表示されます。

f:id:kukkanen:20150403133527p:plain

「自分が考えて書いた文章」と「引用した文章」の区別をもっとはっきりとさせたい場合は、通常スタイルシートを追記します。

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ちなみに、はてなブログで、[デザイン]-[カスタマイズ]-[デザインCSS]に記述したスタイルシートが既存のCSSを上書きすることによって、引用書式や文字色などのデザインを変更できます。

アメブロの場合、「CSS編集用デザイン」が1つしかないので、気に入っている既存のデザインを自分で加工することができません*1

▼[デザインの変更]-[カスタム可能](アメブロの管理画面) f:id:kukkanen:20150403134324p:plain

なぜ、人は引用書式を使わないのか?

私も、kukkanen's cafeというタイトルでアメブロをライフログ*2の記録に役立てていますが、他のユーザーの多くもアメブロを個人的な日記として使っているようです。

前述したようにアメブロには引用機能がないので、投稿されている書評記事などを見ても、「レビューしている書籍に記載されている内容」と「ご自身の意見」がごちゃまぜとなっているパターンが見受けられます。

ちなみに、アメブロのヘルプに引用に関する記述はなく、許諾を得ていない著作物の掲載は一律禁止されています。

Q 他人の著作物を掲載できますか?

A 著作者、つまりはそのものを創り、利用の権利を持つ人の承諾がない限り絶対にしてはいけません。

Amebaヘルプ|著作権の考え方

アメブロ以外のブログサービスでも、他者の著作物について言及する際に、blockquoteタグを使っていない記事を見かけることがあります。 したがって、正しい引用書式を知っているかどうかは、ブロガー個人のリテラシー次第ということでしょう。

"あらすじ"だらけの読書感想文

引用書式が使われていないブログを見て感じるのは、知的所有権への鈍感さだけでなく、小学校などにおける作文教育の弊害です。

通信教育で有名なZ会のサイトでは、読書感想文書くポイントを以下のように説明しています。

第二段落では、わかりやすく簡潔に、『その本のあらすじ』を書きます。「簡潔に」がポイントですよ。どんな出来事があり、誰がどうした、というレベルにとどめて、みなさん自身の感想は書かない、ということもポイントです。

読書感想文4つの鉄則|読書感想文の書き方|作文クラブ

読書感想文は4つの段落で構成し、あらすじを書く第二段落以外のパートでは、"その本と出会ったきっかけ"となる事実や自分の感想や考えたことなどを書くように指導しています。

ただ、実際の教育現場では"あらすじ"をだらだらと書いて、「面白かったです」「悲しかったです」程度の簡単な感想を添えるだけの作文が及第点をとっているということはないでしょうか?

少なくとも、私の子供時代はこのような"あらすじ"で水増しされた読書感想文がまかり通っており、小学生ながらに「感想文の定義」についてモヤモヤとした気分になったことを思い出します。

しかも、インターネットが普及した現代では、「吾輩は猫である あらすじ」のように題名と"あらすじ"というキーワードでAND検索することにより、"あらすじ"をまとめる手間まで省けるので、夏休み最終日を迎えたお子さんはさぞかし楽に課題を仕上げることができるでしょう。

インターネット時代の引用作法

近年、さまざまなコピペ論文問題がニュースをにぎわしましたが、一般的には大学に入るのと同時にレポートや論文を書くための正しい引用方法を習います。

www.sankei.com

社会に出てからも、勤務先のWebサイトの更新を担当したり、個人ブログをつづったりする際に、引用に関する知識が問われる場面があります。

知的所有権に配慮するというコンプライアンス面や、マナーといった観点だけでなく、引用作法が自分のWebサイトの価値を左右する場合があります。

ネット上に自分が生み出したコンテンツを公開する際、その検索順位が気にならない人はいないでしょう。Googleでは、Webページを評価する一つの基準として、以下の内容を挙げています。

Google では、無断複製されたページやオリジナルのコンテンツがほとんどなくユーザーにとって価値のないページを表示することでランキングを上げようとするドメインに対して、処置を取ります。

オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しない - ウェブマスター ツール ヘルプ(Google)

例えば、他のサイトに掲載されていた文章をコピーして、自分のブログに貼り付けた場合、上記の無断複製にあたります。

これをGoogleでは「重複コンテンツ」と呼び、Web上に存在する25〜30%のコンテンツは重複している現状をふまえ、これ自体をスパムと認定することはないとしています。

ただし、パンダアップデート*3以降「重複コンテンツが多いとサイトの評価が下がることは事実です」とSEOの専門家である鈴木謙一氏が語っています。

www.suzukikenichi.com

Googleが検索順位を決めるアルゴリズムは、非公開でかつ頻繁にアップデートを繰り返しているので、小手先のSEOテクニックで太刀打ちすることはできません。

「御社のホームページの検索順位を上げます」といって、電話営業している町のSEO屋さんにお金を払っても、無駄などころか、逆に不正行為と判断されて、ペナルティを食らってしまう事例があるのもそのためです。

検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。 ユーザーをだますようなことをしない。 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。

品質に関するガイドライン - 基本方針 - ウェブマスター向けガイドライン - ウェブマスター ツール ヘルプ(Google)

つまり、サイト閲覧者であるユーザーにとって価値のあるコンテンツを作ることが、結果として検索エンジンに評価されることにつながります。

blockquoteタグとciteタグの使い方

そこで、正しい引用形式のHTML要素(タグ)を記述することにより、出典元への敬意と読者への的確な情報を示す方法を紹介します。

要素名 用途
blockquote 引用
cite 出典
a リンク
p 段落

blockquoteは引用に際し、必須となるタグです。 アメブロ以外の一般的なブログサービスの編集画面には引用ボタンが用意されており、引用した文章を範囲選択した後クリックすると、自動的にblockquoteタグが挿入されます。

f:id:kukkanen:20150403192628j:plain

引用元がブログ記事などURLを持つものであれば、aタグでリンクを指定して、citeタグで囲みます。

pタグは段落を区切るために使います。

これらのタグを使った引用コードのサンプルを以下に掲載しておきます。

<blockquote>
<p>だれでも簡単・無料で使えるブログサービスです</p>
<cite><a href="http://hatenablog.com/">はてなブログ</a></cite>
</blockquote>

*1:アメブロの既存デザインを使いながら、どうしてもオリジナルのスタイルシートを適用したい場合は、外部に置いたCSSファイルを参照させるか、blockquoteタグの内側にスタイルシートを埋め込みますが、設定が煩雑となるので実用的ではありません。

*2:UP by JAWBONEというリストバンド型活動量計の記録を公開しています。参考:睡眠のリズムと歩数を一緒に記録できるリストバンドの機能紹介と代表的な商品の比較 - kukkanen’s diary

*3:参考:「Googleパンダアップデート」タグの記事一覧 | 海外SEO情報ブログ